
人の感覚に頼っていたブラシの品質判断を客観的に数値化することが可能です。
化粧ブラシから工業用のブラシまで、幅広く測定できます。
これまで化粧ブラシのような繊維束の力学特性に関する試験方法は標準化されていませんでした。
試験機の活用により、客観的なブラシ評価ができるようになります。
ブラシの「曲げ剛性」と「摩擦力」を接触板に生じる垂直方向の力と水平方向の力から測定します。
化粧ブラシの使用感を評価する一つの指標として重要とされている、この二つの特性を測定します。
・測定機構の基礎は京都市産業技術研究所が開発
※化粧用ブラシの物理特性測定法の開発、繊維製品消費科学、56(6)、555-561(2015)
・JIS規格開発進行中「化粧用ブラシの力学特性測定技術に関するJIS開発」
2軸の力を同時に計測し、ブラシの力学特性を測定します。
毛束の量や繊維の種類によって、ブラシの使用感は異なります。人によって評価されてきた繊細であいまいな使用感を試験機で評価することで、ブラシの力学特性を可視化できます。
【曲げ剛性】曲げ剛性が高いほど、硬い質感のブラシであり、「コシ」があると言えます。
【摩擦力】摩擦力が低いほど、「なめらか」な質感のブラシであり「さらさら」した感覚に。
例えば、化粧ブラシにおいては、デリケートな目の周りや大きな面積に塗布を必要とする頬周りなど、ブラシを使用する顔のパーツに合った製品開発が可能となります。
繊維の品質を数値化することで、その指標に合わせた繊維の開発が可能に。数値化によって特性の変化や俯瞰評価が可能になります。
ネット販売が拡大している昨今、消費者にとって可視化された製品の品質情報は重要です。
人が感じる「化粧ブラシの使用感」のうち、特になめらかさやコシ感という感覚を、曲げ剛性と摩擦力として客観的に評価・数値化することで、より消費者に分かりやすく品質を伝えることができます。
安定したデータを取得するために一定の精度を担保した金属製の接触板を採用しています。
用途に応じて、肌を模した人工皮膚を貼り付けることができるほか、接触板は容易に取り外しができるため、接触板の素材の変更など、さまざまなカスタマイズにも対応できます。
| 化粧ブラシの払う動作により生じる力学特性を測定 | ブラシを寝かせた状態で肌に当てて払う動作を想定。 ブラシを試験機にセットすれば、あとはブラシの穂先の曲げる量を設定しスタートボタンを押すだけ。 (曲げ量は、0.1mm単位で設定可能) 「往路のみ」または「往復」の払う動作を選択し、接触板に生じるブラシの垂直方向の力(曲げ剛性)と水平方向の力(摩擦力)を測定します。 |
| ブラシ物性を捉えるニッチな試験方式を追求 | 無負荷の状態からブラシを動的に変形させる独自機構を採用。 実際の使用に近い 自然な変形挙動を再現できるよう設計しています。 |
| 使用感を決める、繊維のチカラを可視化 | 長年愛されてきた職人の化粧ブラシ。 その“心地よさ”を客観的に評価するため、繊維束としての力学特性を測定する技術を京都市産業技術研究所が開発しました。※ ※化粧用ブラシの物理特性測定法の開発、繊維製品消費科学、56(6)、555-561(2015) |
「当社の製品をより深くご理解いただくために」、「どんなデータが取れるのかを確認するために」、「稟議書用に資料が必要なときに」など、無料で対象物の測定・試験を行っていますので、お気軽にお申し付けください。